エメラダを使うと、ベンチャー企業に投資できます。そして、その企業が将来成功したときに、大きな見返り(資産の増加)を期待できます。
すなわち、ソーシャルレンディングとは仕組みが異なります。ソーシャルレンディングは、資金を貸して、最長でも2年くらいの間に返済を期待する投資です。年率5%~10%の利回りを期待します。
資金を貸した先の企業が成功するかどうかは、直接的には投資成績に関係しません。
一方、エメラダでベンチャー企業に出資する場合、企業側は、資金返済の義務がありません。その一方で、将来、企業が大きく成長して上場するとき、株価の上昇を期待します。
株価が上昇してから売却することにより、利益を得られます。
では、具体的にどのように投資するのでしょうか。確認しましょう。
世の中には、多数のベンチャー企業があります。未知の世界を新規開拓するイメージがありますが、それはすなわち、たくさんのリスクがあることを示しています。最も悪い結果は、ベンチャー企業が倒産してしまうことでしょう。
倒産してしまえば、出資した資金は1円も戻らないかもしれません。将来を期待してベンチャー企業に資金を出しますが、そうなっては残念です。
では、エメラダを使って投資できるベンチャー企業は、どのような会社でしょうか。
エメラダで投資できるベンチャー企業は、プロが出資している企業です。具体的には、「ベンチャー・キャピタルやエンジェル投資家が出資している企業」です。
ベンチャー・キャピタルはプロの投資家ですが、100%の成功率を誇るわけではありません。しかし、彼らが自分自身のお金を投入するような企業です。他の一般的な企業よりも、成功可能性や発展可能性が大きいと期待できます。
「ベンチャー・キャピタルはどのような企業に出資しているのかなあ?」と、あちこちの情報を調べて回る必要はありません。エメラダに掲載されている企業が、そのような会社です。
よって、ベンチャー・キャピタルやエンジェル投資家と同じ投資先を選びたかったら、エメラダ経由で投資するのが選択肢になります。
なお、エメラダで投資する場合、投資先企業の株式を買うのではなく、新株予約権を買います。
新株予約権とは、その名前の通りです。新株を買う権利です。予約ですから、株式そのものは将来買うことになります。資金は、新株予約券を買うときに支払います。ベンチャー企業は、受け取った資金を使ってビジネスを展開します。
では、株式購入を予約するのはOKとして、いつ株式をもらえるでしょうか。それは、株式を上場するときです(新株の上場をIPOと言います)。
株式が実際に上場されれば、価格が付きます。その時に株式をもらいます。継続して保有しても良いですし、市場で売却しても良いでしょう。
あるいは、そのようなベンチャー企業は、大企業やベンチャー・キャピタルから見て魅力的です。よって、上場前に買収(M&A)されることもあるでしょう。この場合は、株式を発行したものと仮定して金額を算定し、現金で還元されます。
IPOの場合もM&Aになる場合も、実際にいくらの価格になるのか、事前に想定できません。よって、期待外れの金額になることもあります。その逆に、期待を大きく超える金額になる場合もあるでしょう。
これが、ベンチャー企業への投資の魅力です。
エメラダで買う新株予約権は、上場企業等が発行する一般的な新株予約権とは異なる点が複数あります。そこで、概略を確認しましょう。
一般的には、新株予約権を買うときに支払う金額は、その価値の全額ではありません。一部のみです。エメラダの場合は、その価値の全額を支払います。この資金は、事業の運営に充てられます。
新株予約権発行時、いくら支払えばどれだけの株式数をもらえるかが、あらかじめ決められるのが一般的です。エメラダの場合、あらかじめ決まっていません。企業が上場やM&Aになるときに決めます。
権利行使期間は、無期限ではありません。エメラダの場合は、新株予約権発行から10年間のうちに上場されれば、上場承認以降に権利行使できます。上場しない場合は、10年間の最後の1か月間に権利行使できます。
ちなみに、新株予約権発行と購入にかかる事務手続きなど、面倒なことはエメラダが代行してくれます。この経費を別途支払う必要はありません。
純粋に、どの企業に投資しようかを考えればOKです。
なお、新株予約権は、自由に譲渡できることを前提にしていません。そこで、ひとたび買ったら、10年間ずっと持ち続けるつもりでいましょう。その間の成功を期待します。
すなわち、エメラダを使った投資で成功しようと思えば、どの企業に投資するかという最初の選択がすべてだということです。
事務手続きは不要ですから、投資前に公開情報をじっくりと読み込むのが成功の秘訣です。
エメラダで投資できる案件例を出しますと、以下の通りです(案件タイトルを抜粋)。
・日本の労働力不足解決を目指す、人材・不動産ベンチャー
・「食」のビッグデータ活用
・AIを活用した仮想通貨、株式投資アルゴリズムの提供
・日本発のクラフトビールカンパニー
・消費者マーケティング変革を目指すアプリ
ベンチャー企業といっても、その業種は多岐にわたることが分かります。
自分の興味に合う分野の募集が出ましたら、投資するかどうかという視点とは別に、自分の知識を高める手段として読むこともできそうです。
商号 | エメラダ株式会社 |
---|---|
所在地 | 東京都千代田区麹町4-8-1 |
事業内容 | インターネットを活用した資金調達および投資プラットフォームの構築、運営 |
設立 | 2016年6月2日 |
免許・登録 | 第一種少額電子募集取扱業、貸金業 |
加入団体 | 日本証券業協会、日本貸金業協会 |