FUNDINNO(ファンディーノ)は、株式投資型クラウドファンディング事業を推進する会社です。
ソーシャルレンディングとは性質が大きく異なりますので、違いが良く分からないな…という場合は、先に「株式投資型クラウドファンディングとは-仕組みと特徴」でご確認ください。
一言で書けば、「FUNDINNOを使えば、ベンチャー企業の未公開株式を買える!」です。
FUNDINNOでは、実に様々な業種の企業が資金調達しています。例えば、以下の通りです。
従来からある業種と、2000年代以降に発展してきた業種が混在していることが分かります。ベンチャー企業という名前から連想される業種は、ITやビッグデータあたりのイメージがあります。
実際には、多種多様な分野で、ベンチャー企業が頑張っていることが分かります。
ベンチャー企業は、資金調達が大変です。銀行から借り入れする場合、一定期間内に返済しなければなりません。すると、野心的なプロジェクトを実行している企業の場合、借り入れが難しくなるかもしれません。
と言いますのは、野心的なだけに、成功すれば大きいと期待できますが、成功を約束されたものではないからです。
この視点は、銀行から見ても同じでしょう。
貸出先を確保したいけれど、野心的すぎると返済してもらえるか不安だ、という具合です。仮に、ベンチャー企業がお金を借りることに成功したとしても、借金まみれでは、企業経営の安定性が揺らいでしまいます。
このような状況で、株式型クラウドファンディングが登場しました。資金が欲しいベンチャー企業にとって、とても頼もしいでしょう。
新株を発行して資金調達できれば、財務の安定性は強固になります。新株発行での資金調達の場合、資金返済の必要がないからです。これが、メリットです。
一方、私たち投資家にとっても、投資の選択肢が増えるのは素晴らしいことです。今までは、情報集めさえ簡単ではありませんでした。仮に、興味深いベンチャー企業を見つけたとしても、どうやって株式を取得できるのか分かりません。
ハードルが高すぎました。
しかし、今はFUNDINNOがあります。FUNDINNO経由で、興味深いベンチャー企業に投資することができます。
しかし、私たちが実際に資金を出すか考える場合、慎重にならざるを得ません。安全性が良く分からないからです。
ベンチャー企業ですから、将来有望であると同時に、リスクもあります。そこで、FUNDINNOでは、基準を設けています。すなわち、リスクが高すぎてダメでしょうというベンチャー企業は、資金集めができないようになっています。
FUNDINNOによる企業審査の流れを、簡潔に確認しましょう。
最初に、資金調達したい企業から資料を出してもらい、事前調査します。そして、FUNDINNOで会議を開催します(キックオフミーティング)。ここで疑問点を洗い出して、その企業に質問します。
そして、回答を得たら、再び会議を開催します。そこで再び疑問点が出れば、質疑を繰り返します。
こうして事業概要や問題点がクリアになったら、審査会議が開催されます。審査は、公認会計士、弁護士、税理士等を含むチームで行い、全員一致の賛成で資金募集が決まります。多数決ではないので、一人でも反対すれば、資金募集できません。
事業が成功するかどうかは、将来の話です。このため、こうした厳しい審査を通過しても、ビジネスが成功するかどうか不明です。
しかし、詐欺的案件、そもそも成功の見込みが薄い案件は、審査の段階で不採用になります。よって、私たちは、安心して事業内容を確認して投資することができます。
では、FUNDINNOで実際に募集された案件について、確認しましょう。既に募集を終了した案件ですが、どんな企業が資金調達しているか、参考にしていただけます。
私たちが日々使っている水は、ダムなどから得ています。このプロジェクトは、「空気から水を生産する機器」の販売と改良を目指すプロジェクトです。
販売網は日本国内だけでなく、世界全体を視野に入れています。
日本では、基本的に水不足は発生しづらいです。しかし、雨が長期間降らなくて取水制限になることがあります。また、大震災等が発生すると、一時的とはいえ安全な水の確保がとても難しくなります。
海外の場合、そもそも水道設備が不十分という例を探すのは簡単でしょう。そのような地域へのビジネス展開も期待できます。
日本は高齢化社会に突入し、同時に若者が不足しています。このため、介護スタッフは10万人の単位で不足しています。
一方、美容師はその反対です。資格を持った美容師数は、需要を大きく上回っています。介護と美容を組み合わせることによって、問題を解決しようというプロジェクトです。
具体的には、「介護ができる美容師」を育成し、介護事業所で働けるようにします。2つの資格(美容と介護)を持った仕事ですので、重労働で給料が安いというイメージの刷新にも貢献すると期待できます。
こちらのベンチャー企業は、まさに「人づくり」です。ベンチャー企業のハイテクイメージでない企業にも、FUNDINNOを通じて投資できるのがメリットです。
2つの事例だけ概観しましたが、今まではこういった情報を入手することさえ困難でした。FUNDINNOを利用することにより、様々なベンチャー企業に投資することができます。
社名 | 株式会社日本クラウドキャピタル |
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所在地 | 東京都品川区東五反田5丁目25番18号 |
事業内容 | 第一種少額電子募集取扱業務、FUNDINNOの運営業務 |
設立 | 2015年11月26日 |
免許・登録 | 第一種少額電子募集取扱業 |
加入団体 | 日本証券業協会 |