LENDEX(レンデックス)が他の事業者と比べて特徴的な点を、確認しましょう。リスクの大小を、ある程度自分で選んで投資できます。
ここでは、LENDEXの主な特徴を3つ確認しましょう。その後、案件一覧から、安全度の高い投資方法をチェックします。
特徴:1年以内
LEXDEX(レンデックス)の投資案件は、その大半が1年未満の短期です。
不動産と言えば、買って、長期に運用して、売却するという一連の流れがあります。開始から終了まで、何年もかかることが珍しくありません。
しかし、LENDEXを使えば、短期運用ができます。このため、不動産市況をあまり考えずに投資できるメリットがあります。
長期運用の場合、不動産価格動向を無視することはできません。運用している間に、不動産価格が大幅に下落する可能性があるからです。しかし、短期ならば、仮に不動産価格が全体として下落局面でも、その影響が顕在化する前に返済が終了すると期待できます。
特徴:利息は毎月分配
LENDEXの投資案件は、利息を毎月受け取ります。そして、元本は最後に一括返済されます。利付債券と同じ方法です。
資金を貸す側から見ると、元本も毎月返済してもらう方が助かります。しかし、返済する側から見ると、それは大変なことです。
と言いますのは、借入資金は不動産事業に投入しているので、返済しようにも現金がないからです。
貸付期間は1年未満の短期です。よって、毎月利息をもらいつつ、最終的に元本が返済されるのを待ちましょう。
特徴:東急リバブル
LENDEXが不動産評価額を算定するにあたり、自社の評価と東急リバブルの評価を使います。そして、より安い方の査定を採用します。
こうすることで、資金を貸しすぎるリスクを回避しています。
不動産業大手の分析を使うことにより、私たち投資家にとっても、一定の安心感を得ることができます。数字等のデータも重要ですが、「安心」という感情も、投資行動においては大切な要素でしょう。
では、LENDEX(レンデックス)の案件一覧から、安全度の高い投資案件を探してみましょう。下の一覧は、LENDEXからの引用です。
右側の赤枠で囲った部分は、資金の運用期間です。この一覧では、最短で6か月、最長でも12か月となっており、ほとんどが1年未満の案件だと分かります。
その右側の年利回りの欄を見ますと、7%から9%の範囲になっています。比較的利率の高い案件が並んでいると分かります。
では、左側の赤枠部分に注目しましょう。
不動産担保付きローンファンド 27-2号
不動産担保付きローンファンド 27-1号
案件を見れば、不動産担保のある案件だと分かります。27号というのは、LENDEXが取り扱ってきた案件のうち、27番目だという意味です。では、27の後ろについている数字は、何を意味するでしょうか。
この2つの案件は、同じ事業者に貸し出して、同じ不動産を担保に取る案件です。しかし、その貸し付け条件が異なります。よって、2つに分かれています。
この2つの違いは、以下の通りです。
27-1号 | 27-2号 | |
---|---|---|
貸付額 | 3,000万円 | 3,800万円 |
利回り | 1年あたり7.00% | 1年あたり9.00% |
抵当権 | 第一順位 | 第二順位 |
総額6,800万円を、同一事業者に貸し付けます。返済期限は同じです。しかし、リスクは大幅に異なります。
これら2つのローンファンドで、抵当権の部分を見ますと、27-1号は第一順位、27-2号は第二順位です。
借り入れた事業者が何らかの理由で資金を返済しない場合、最終的には、不動産を売却して返済に充てます。このとき、先に27-1号に対して返済します。返済が終わってお金がまだ残っていたら、27-2号も返済を受けられます。
よって、27-1号に投資すれば、投資資金が返済される可能性は高いと分かります。
融資額は、総額6,800万円です。不動産評価額の80%を貸付額の上限としていますので、不動産評価額は8,500万円以上あります。
ということは、想定外の事件等が起きても、27-1号で貸し付けた3,000万円は返済されるだろうと期待できます。と言いますのは、返済されなくても、不動産を売却すれば3,000万円にはなるのでは?と期待できるからです(ただし、100%の返済保証ではありません)。
一方、27-2号で貸した部分については、もしかすると返済されない金額が出るかも?と予想できます。
評価額が8,500万円以上で貸付額が6,800万円ですから、おそらく大丈夫と期待できます。しかし、何らかの理由で不動産価格が下落すると、一部の返済が難しくなるかもしれません。
これを反映して、ローンファンドの利回りに差が付けられています。
27-1号は7.00%で、27-2号は9.00%です。2%も違うので大変な数字ですが、これは、もしもの場合の返済可能性を数字化した結果だと言えます。
安全度を追求するならば、27-1号の選択になります。利回り追求ならば、27-2号の選択になります。どちらが良い、悪いというものではありません。どれだけのリスクに耐えられるか?どれくらいの利回りが欲しいか?という違いで選びます。
同一の投資先でも、リスクの大小を自分で選べるのが、LENDEX(レンデックス)の特徴です。
すべての案件がこのように分割されているわけではありません。しかし、安全度を高めたい場合は、1つの案件が分割されたものが検討対象になるでしょう。同様に、リスクより収益性重視の場合も、この分割案件は検討に値するでしょう。
企業情報
企業名 | 株式会社LENDEX(レンデックス) |
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所在地 | 東京都千代田区飯田橋二丁目1番4号 九段セントラルビル |
事業内容 | ソーシャルレンディング事業 |
設立 | 2000年8月1日 |
免許・登録 | 第二種金融商品取引業、貸金業 |
加入団体 | (一社)第二種金融商品取引業協会、日本貸金業協会 |